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ゲームの戦術について考えてみました。すると意外な結果が・・・ ・カジノはなぜ儲かるか
カジノの控除率は日本の公営ギャンブルに比べ、低く設定されています。競馬・競輪などの控除率が25%以上なのに対し、バカラやブラックジャックなどのカジノゲームはわずか数%(日本で最も控除率が少ないスロット・パチンコでも控除率は10%程度)。しかし、マカオのカジノは、オープンからわずかな期間で投資額を回収できてしまうのが現実です。控除率数%でなぜ莫大な利益を生みだせるのか、それを検証してみたいと思います。 まずすぐに思い当たる理由としてあげられるのが 「お客さんの力不足」 です。マカオのカジノには、中国大陸からのお客さんが大量に来ていますが、カジノに詳しいわけではないようです。というのも、バカラでタイベットやペアベットに賭ける人、ブラックジャックでエニーペアやインシュランスに賭ける人が非常に多く、しかも賭ける額がやたらと大きい。こういったお客さんはカジノに対して利益率で相当貢献しているといえます。 しかし、それだけではカジノが投資額を回収するには不十分です。期待値が低いゲームをするだけで全員が負けるわけではありません。 マカオカジノの売り上げの8割はバカラからあがっています。2006年度のカジノの収入が450億香港$。ということは、カジノはバカラで年間355億香港$稼いでいることになります(マカオ政府の資金源ともいえるゲームです)。 バカラというゲームは控除率が小さいほか 1.ゲーム展開のスピードが速く、1回にかかる時間が短い という特徴があります。 1.についてはカジノ側に有利なことが明らかです。ハウスエッジが小さくても、ゲーム回数が増えれば投入資金は雪だるま式に増え、カジノの利益になるからです。 マーチンゲール法などのシステム戦略について、よくいわれるのが、「ゲームにはMaxBetが設定されており、それを超えて賭けることができないため、有効ではない」ということですが、実はマカオのカジノにおけるバカラのMaxBetはほぼ無限大(マカオカジノのVIPルームで遊べるのはバカラのみ)。つまり、バンクロールさえ許せば、VIPルームへと移って続けられるわけで、台自体のMaxとMinの差が大きく設定されているという2.にも意味はありません。 ・バカラは客とカジノとのさしの勝負である 例えば、100万円を持ってカジノに勝負するとき、あなたはいくらに増やしたいと考えるでしょうか? しかし、1万円の利益では満足できないのが人間です。実際こんなに簡単に稼げるなら、もっと高額を賭けて稼ぎたい、と思うはずです。そもそも1万円程度の勝ちでは交通費にすらなりません。 ということで、客としては、 A. この勝負を繰り返して儲ける のどれかを選択することになります。そしてこの時点で ・客はどんどん投資額を上げたくなる という方向に向かってしまうのです。 例えば、先ほど勝った1万円と100万円の計101万円の手持ちから、今度は1万円ではなく10万円を賭けることにしてみましょう。そして同じように賭け、2回負けた時点で後が無いことに気づくのです。すでに20万円使い、次に40万円賭けるとしたら、負けた場合、その次に賭ける80万円がなく、残りの30万円では取り返すことが難しい。つまり、こういったゲームを続ければ続けるほど、カジノ側は有利になっていきます。 実際、客がカジノで購入する香港ドルチップの80%近くがカジノの利益となるそうです。 お金をチップに変えた瞬間、その額の約8割はカジノのものになったも同然なのです。 では、どうすればカジノとの勝負に勝てるのか?一番簡単なのは ・カジノ側の資金よりも多くのバンクロールを用意し という方法です。100万円稼ぎたければ1億円持ってきて一度に100万円勝負すればいいわけです(だからマカオのVIPルームはバカラで大盛況なのです)。 少なくとも多くの資金を準備することと、短期的な勝負で終わらせることが、バカラにおける重要ポイントなのです。 |